JavaScriptの基礎知識・用語まとめ
2020.11.22 (Sun) 0
今度仕事でJavaScriptの講義をすることになりました!
実は自分は独学のため、JSに関して用語の理解が薄く……(概念を知っていても言葉としてなんて言うのかを知らなかったりする)。
教える側がそれではまずいため、これを機にわかっているものも含め、基本用語をまとめ直してみました。
用語
メソッド | 「○○せよ」という命令。 例) console.log のlog はメソッドオブジェクトに所属しているとメソッドと呼び、所属していないと関数と呼ぶ。 |
インスタンス | オブジェクトをコピーしたもの。 オブジェクト指向が絡む。 上記の資料では、「コピーした車」の外装を変えるというときにインスタンスを作る、という例が挙がっている。 (関連資料) 【JavaScript入門】new演算子の使い方と生成方法まとめ! オブジェクト指向 JavaScript 入門 |
オブジェクト | 命令の対象。 console.logの”console”はオブジェクト。 メソッドとプロパティの集合体。 |
プロパティ | オブジェクトに所属する変数のこと。 例)「自分の車」というオブジェクトがあったら、プ ロパティに「製造年」「モデル」「メーカー」など。 「わたし」というオブジェクトがあったら、プロパティに「生年月日」「性別」「名前」など。 (関連資料) オブジェクトとプロパティ |
クラス | ES2015から使える。プロパティが指定しやすくなる。 クラスを使うと、そのオブジェクトはインスタンスになる。 (関連資料) JavaScript初心者にclassを伝える |
変数 | 箱に入れておいて呼び出せるもの。 たとえば、「送信中」が「送信完了」に変わるとする。 それは変数の中身を「送信中」から「送信完了」に置き換えているから。 変数を使うメリットとしては、レジのプログラムにありそうな消費税の計算がわかりやすい。 (商品価格も消費税も動的にできる) |
ローカル変数 | 一定の範囲内だけで使える変数 |
グローバル変数 | 一貫して使える変数 |
関数 | 書いたコードに名前をつけてまとめて呼び出せるようにしておく。 ES5では function 関数名 ES2015では let 関数名 = |
戻り値 | promptなどメソッドや関数(return)が 結果を返してきた際の値のこと |
引数 | 命令の内容。console.log(1); は、「1」とコンソールに表示しろ、という命令なので、「1」が引数になる。 実際は、関数で使うことが多いイメージ。 |
制御構文 | if文のような、流れを制御する(一部処理を飛ばしたりさせる)文のこと。 単に上から下に実行していくだけではないプログラム文。 for文のように、一部処理を飛ばしたり、同じ処理を繰り返させたりするものも含まれる。 |
ノット演算子 | !。 age==20は「ageが20、」age!=20は「ageが20じゃない(20以外)」 となる。 (感想) いつも「じゃない」って読んでた…… |
テンプレート文字列 | ES2015から使える。“で囲うことで複数行を扱える。 ES5では+演算子と改行/nで扱っていた。 複数行書きたいときに便利。 |
イベントリスナー | イベントに対する行動を検知できる |
その他基礎知識
JavaScriptの正式名称 | ECMAScript |
JavaScriptのバージョン事情 | ES5が主に使われているが、ES2015 (ES6) へ移行中。 大規模開発にも対応できるようなつくりになってるので、これから覚えるならES2015がおすすめ。 ES2015ではfor of (配列から1要素ずつ順番に取り出してループ)が使えたりする。 |
おすすめリファレンス | MDN web docs |
Swiftは定数がletなんですけど、JSはそうではないという点など改めて気がつけておもしろかったです。
こうしてまとめてみたものの、初心者にはあまり用語を使わずに日常の例を用いて説明するのが一番だとは思っているので、わかりやすい講義ができるようにがんばります!
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