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人にコーディングを教えるとき、気をつけたいこと

C-Notes.

人にコーディングを教えるとき、気をつけたいこと

2019.10.30 (Wed) 0

機会をいただき、専門学校の臨時講師をしました!
4コマ分授業を実施しました。

私自身勉強になったことがいくつかあるので、ここに備忘として残そうと思います。
※講義形式で教える際に気をつけたいことのまとめです

授業内容

担当したのは、美術専門学校の1, 2年生のWEB講義の講師です。
前期はフリーテーマでといわれ、他講義とのバランスを見てHTMLコーディングの講義をやりました。
後期は要望もあり、HTMLに加え、CSSの講義もやりました。

授業の流れ

資料の全公開は控えますが、以下のような感じでした。
全体的に必須科目であることも踏まえ、聞いていればできる内容を心がけました。

第1回目

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  • HTMLとは
  • スライド画像

  • 正しいコードで書くことの大切さ

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  • ワーク1 – デベロッパーツールでコードを見る (なぜこのタグが使われているか想像し、シェアし合う)
  • ワーク2 – 構造を考える (実際のサイトにどのHTMLタグが使われているか想像する)
  • 課題 – 先週生徒さんが各自作ったバナー画像に、リンクを張る

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第2回目

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  • HTML・CSSとは(おさらい含む)
  • 正しいコードで書くことの大切さ(おさらい)
  • ワーク1 – 構造をつくる(HTMLでLPのマークアップ)
  • ワーク2 – 装飾をする(CSSで要素の色分け)
  • 課題 – 完成イメージからコードを書く
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よかったこと
とりあえずコードを打たせる→その後解説、の流れ

これは初回の講義後の反省点でもあったのですが、
とにかく「自分でやってみる」スタイルでないと、興味が持続しません!!

自分の学生時代の実習系も、事前知識としていろいろ聞いてるだけの時間はイメージ湧きづらかったなあ、と思い出しました。
自分が実際に取り組んだことに対して解説をされたほうが、納得感が強かったりするものです。

講師側もライブコーディング

ライブコーディングのよかったことのひとつめが、生徒側のペースに合わせやすい、ということ。

ふたつめは、エディタを縦長にしてコードを多めに表示しておくことで
ひとつ前のコードが打ち終わっていなかったり、
コードの挿入場所がわからなかったり、という子のフォローができました。

1行打って都度質問タイム

とにかくケアレスミスが多かったです!
コロンとセミコロンの間違い、全角と半角の間違い、スペルミス、スラッシュの挿入箇所の間違い、、など。
やる気がある子をちゃんとフォローできるよう、しつこいくらい確認と質問タイムを入れていました。

反省点
前提知識の調査&イメージ不足

よく考えれば、1年生はこの春からMacを触りはじめたような人もチラホラいました。
いままで自分が教えたことがあるのは、バイト先にきた新バイトさん、会社にくる新卒さん、など
「ある程度Macを使うことに慣れた人」 のみでした。

ここらへんは完全に想像不足で、前情報として「授業で触ったことがある」と聞いていたので、完全に油断していました。

一度授業でやりました、って安心しそうな響きですが、
ぶっちゃけ一度授業でやったぐらいではみんな覚えてません。
(そういえば自分の学生時代を思い返すと、例えば統計電卓をちゃんと使えるようになるのは6回目の授業くらいな感じでした)

まったくの初心者に教えるときは、まずツールの習熟度を事前にぬかりなく調査せねば、と思いました。
ツールも、エディタだけではなく、そもそものMacの操作方法や、ITリテラシについても確認したほうがよさそうです。
(トラックパッドでの右クリックがわからない、という生徒さんもいました)

座学は極力短く!

もともとワーク多めの構成を心がけていたのですが、初回講義の際、甘かった……!と強く感じました。
HTMLコーディングはここが楽しい!というのを伝えたい気持ちが大きいあまり、
座学が少し長くなってしまい、アウトプットの質がいまいちでした。

けっこう興味を持ってくれる子や、ハマるタイプの子は個別に質問にきてくれるので、
とりあえずかんたんなことを自分でやってもらい、
その後解説してしっかり理解してもらう!というスタイルがよさそうでした。

嬉しかったこと

CSSを書く際に、id, class, 要素に対する指定の仕方で混乱した子が質問にきてくれました。
説明したら、「なるほど!わかりやすいー!楽しい!」と言ってくれたのは、とても嬉しかったです(*^^*)
また、質問にきてくれるということ自体もとても嬉しかったです。

自分は人前に立つとき(LTや、趣味の音楽 etc…)、
常に「誰か1人にでも、時間を割いてよかった、と思えるものを届ける」ことを心がけています。

自分の講義が少しでも生徒さんの糧になることを祈りつつ、私も今回の経験を活かしていきたいと思います!

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