秋学期の研究成果が出ました
やっと半期かけて行ってきた研究が一段落つきました。
分析まで済んで、あとはまとめるのみ!です。結構苦労しました……。
一応Webに関連する話にもなるんですが、はじめ少しだけ、私の気持ちを書かせて下さい。笑
研究にあたって
研究室の先生はとても私を信頼していろいろと任せて下さいます。
企業からの委託研究を任せたい、と抜擢されて、実験材料となるプログラムの作成から関わりました。
先生の面目もかかってますし企業からたいへんな予算もいただいているし、大変!という感じでしたけど、
実験班員みんなで協力し合って成果を出せてよかったです。
わりと楽観しつつ楽しんで取り組んでいた節もありますが。笑
成果を出せて、先生に「任せてよかった」とお褒め頂いてとても嬉しかった。。
と、これだけではただの日記なので!笑
委託元の企業さんがおりますので、コンプライアンスもあり詳しくは書けませんが、
研究結果が示唆することをご紹介したいと思います。
「顕在」と「潜在」
顕在?潜在?なにそれ?という人もいるかもしれませんが、
「意識」と「無意識」ってありますよね。そのことです。
潜在、つまり無意識的の部分を測定できる方法があります。けっこう原理は単純です。
今回の実験は、ざっくり言ってしまえばその測定方法が本当に効果的なのか、検証したものでした。詳しくはもっとおもしろい結果とかいろいろあるんですけど。
結果をざっっっくりまとめると、無意識の部分を測れる時代がきてる!んです!
意識的な思考、行動と、無意識的な思考、行動って違います。
「私、まだまだ元気!」と感じていても、無意識的には疲れてる、とかわかりやすいんじゃないでしょうか。
これってデザインにも関係あると思います。
意識的には「これめっちゃ使いやすい」とか思っていても、無意識的にはなんか使いにくいと気付いていて、数値的に見ると実は使うことを避けてたりとか。←ちょっと実感しづらい例えだと思いますが。
あと、これからはユーザーの潜在的 (無意識的)なニーズも汲み取っていく時代になると思います。Web上でもなんでもそう。
もっともっと心理学の研究が進めば、潜在的なニーズを正確に汲み取ることができるようになるかも。とかとか。
そういう夢が広がる研究結果でした。
私のこの秋学期の研究テーマって、直接的にデザインに活きる研究ではないんだけど、
根っこの人間行動という部分まで遡るとすごく応用幅が広いです。
認知心理学っておもしろいですよ〜。
専門や美大という選択をせずこの道に進みましたが、ある程度の実験手法や分析方法などなどをそのへんの人よりは知っておりますので、
論文を読んで知識を得る術を知っている(海外文献はどーしても読むの時間かかるんですけどね)ってのは、大学で心理学やってきてよかったなーと思うことのひとつです。
Comments